jplain.bst が見つからないときの対処法

しょうもない記事。メモ。備忘録。

症状

untara.tex

\bibliographystyle{jplain}

みたいな記述を書いて保存した後 latexmk でビルドして出来上がった untara.blg

I couldn't open style file jplain.bst

などと出てきている。どうでもいいけど自我が表れているエラーログってなかなか見ない。

原因

.latexmkrcbibtex の設定を書き換えるとなおる。

-$bibtex='bibtex %O %B';
+$bibtex='pbibtex %O %B';

ちなみにビルド成果物がキャッシュとして効いてるっぽい感じなので、全て一掃してから実行するのが良いと思われる(しないとなおらなかった)。

なお、私は TeX Live を丸々突っ込んでいるので、適当にパスを調べて

$ find /usr/local/texlive -regex ".*\.bst"

を実行すると全ての .bst ファイルがざーっと出力される。これをまあ目 grep かなんかで見てやると、unsrt.bst とかは

/usr/local/texlive/2023/texmf-dist/bibtex/bst/base/unsrt.bst

にある一方で、jplain.bst

/usr/local/texlive/2023/texmf-dist/pbibtex/bst/jplain.bst

にあるらしいので、まあ bibtex にとっては pbibtex ディレクトリの存在など知らんがなという感じなのだろう。なお pbibtex を使っていても unsrt.bst は使えるので、pbibtex を使うのが無難かと思われる(知らんけど)。おわり。